新卒入社して2ヶ月目で転職活動を始め、5ヶ月目に転職先を決めて退職したと言うと
「早すぎだろ。どんだけ根性無しなの?」と思う方がほとんどだと思います。

いえ、思われて当然だと思います。

理由を聞かれたら、わたしも真剣に答えるのですが、
イマイチ伝わっている気がしません。
ってゆうか、絶対伝わらないですね。

わたしだって短期間ながらも紆余曲折あり、この結論に行き着いたのだから
一言二言でさくっと伝えるのは難しい。

とは言え、どれだけ熱く語っても、
同じような思考回路をもってる人じゃないと、理解してもらうのは難しい気がする。 

理解してくれないのもちょっと悲しいので
わたしが転職活動をするに至った経緯と理由を
誰もが馴染みのある中学生の部活動に例えて、紹介してみようと思います。 


※本当はこの記事、2014年7月に完成していたんですが
公開する度胸がなくて非公開のままでした。
現在2015年1月。何の躊躇もなく「公開」ボタンを押しました。
強くなったものです。心が。

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わたしは現在、中学1年生。
入学してすぐの4月で、部活を選んでいるところ。

でも、わたしはテニス部に入ることを前から決めていたんです。

なぜならプロテニス選手の錦織圭に憧れていて、
本気でプロを目指そうと思っているから。

でも、錦織選手は幼い頃からテニスを始めていたわけだし。
自分は始めるのが遅すぎたな・・・
小学5年生のときからぼちぼちテニス教室に通ってはいたけど
まだあんまり強くないし・・・><

とは言え、諦めたらそこで試合終了!!!

安西先生・・・!!

中学で3年間、テニス部で頑張って大会で実績残して
高校はテニスの強豪校に行くんだ。
そこでインターハイで優勝して、実業団に入る!!
そしてプロになる!!


夢に向かってつっぱしるんだ!!!!


ということで、テニス部に入部しよう!と心に決めてはいたのですが
せっかくなので何個か部活を見学してみることにしました。

そこで運命を大きく揺るがす出会いがあったのです。


「ふーん。プロテニス選手になりたいんだね!じゃあうちに入りなよ!」
こう言ってわたしを勧誘してきた人。

それは卓球部の顧問の先生でした。

「うちでならプロになれるよ!!」

僕と契約して卓球部にはいってよ


・・・ほんとですか?(すがるような目)


実は、本当に入りたかったテニス部で同じ話をしたら
「プロになりたいって・・・まじで?wwww」と先輩方に笑われて心が折れていたところなのでした。

わたしの夢を肯定してくれる・・・!(嬉しい、嬉しすぎる!!!)
この人についていきたい!!!!!(もう馬鹿にされるのはたくさんだ)

部活内の雰囲気も良く、(さらっと見た印象ね)
練習もかなり厳しめで県大会での優勝も何度も経験している(って顧問が言ってた)。

ここなら絶対に成長できるはず!!!(プロテニス選手として!)

わたしは卓球部に入部を決めました。

形から入るタイプ

プロテニス選手への第一歩だ!!!がんばろう!!!
そう意気込んで出席した、部活初日。

まずは筋トレ。
これは辛い・・・けど、頑張った。
基礎練習って大切だもんね。


次に、卓球のラケットを渡されて、
「素振り100回!」という指令。

ラケット・・・?


・・・あれ、おかしいな
わたしプロテニス選手になりたいって言ったよね?
なんで卓球のラケット振らなきゃいけないの??

少々混乱気味だけど、素振り終了。


その次は卓球のルールを勉強した。
2年生のうちに審判の免許も取得しろ、だってさ。

卓球のルール・・・ねえ。。。

がたっ


さすがに、なんか違うと。思ったので

練習メニューをこなした後に顧問の先生に言いました。
「わたし、テニスのプロになりたいんですけど・・・?(言いましたよね?ね?)」

それに対して顧問はこう仰せになりました。

「まずは与えられたことをやれ。
自分が好きなことをできるのは成果を出してからだ」

なにいってんの?


・・・

このとき、気が付きました。
わたしは、卓球選手として教育されてるんだ、と。

ここではまず、卓球選手として実績を残さないといけないんだ、と。

わたしは入る部活を間違えたんだ、と。



目の前が真っ暗になりました。

悔やみました。自分の判断の浅はかさを。
恨みました。顧問の誤解を招くような勧誘を。

悔やんだり恨んだり、恨んだり悔やんだり・・・
しばらく、もんもんとしたけど、
卓球部に入部を決めたのは自分。


全て自分の責任だ


入部したのも何かの縁なわけだし、この環境で頑張ってみるか・・・

とりあえず実績を残したら好きなことができるみたいだし。



わたしは来る日も来る日も、卓球のラケットの素振りと
ルールの勉強。
先輩たちの練習のサポートを続けてきました。

早く好きなことをやりたいから人一倍努力した結果、
入部3ヶ月目には2年生に試合で勝てるくらいにまで急速に成長しました。


でも、気が付いたんです。

この部活で、テニス(わたしがやりたいこと)をやっている部員はひとりもいない、と。



顧問の先生に言いました。
「ここで実績残したとして、わたしはプロテニス選手になれるのですか?」


それに対する返答はこうでした。

「スポーツはメンタルと団結力が大切だ。
君はこのまま実績を残し続けて、部長になれ。
そうすれば、誰よりも強い精神力とチームマネジメント力が身に付く。
すなわち、どこでも通用する人間になれるのだ」


・・・・・







一緒に卓球部に入部した1年生には、わたしと同じように
野球選手やバレーボール選手を目指している人がいて、同じような悩みを抱えてます。

わたしたちに共通していること。

それは、「入部するまで、都合の良い事実にしか見ようとしなかった」こと。

「心のどこかで違和感を感じつつも、気が付かないふりをしていた」ことでした。




とりあえず3年はやってみないと。


と言う同期もいます。
でも、3年、卓球部にいてプロテニス選手になれるのでしょうか?

メンタルや筋肉は鍛えられるかもしれませんが、
肝心のスキルがゼロです。



「とりあえず、ここで頑張ろう」

というのは
わたしに言わせれば「思考停止状態」です。


何も考えずに、今居る場所にとどまるのは簡単です。


でも、目標があるからその時間を勿体無いと思ってしまうんです。

だってテニス部はテニスの練習をしっかりしてるんですもん。
その間に着実に差が生まれてるわけじゃないですか。

自分が部活動ができる時間は限られています。


そんな限られた時間の中で、卓球をしているって
ただのタイムロスではありませんか?

テニスがしたいです・・・





要するに:

入社する会社を間違えたわたしが悪うございました。



ちなみに、わたしは転職活動を始めて3ヶ月で
無事に、希望の職場に内定。
8月末に退社。

新しい職場で働き初めて5ヶ月ほどになりますが、ミスマッチもほぼ無くて、誤差の範囲内。
早期に転職活動をする人へ向けた動き方に関する記事も書こうかな、と思ってます。