社会人になって2ヶ月目。
久々に実家に帰り、祖父母とわたしの3人で回転寿司に行きました。

わたしの大好きなサーモンが流れてくる度に、どんどん皿を取ってくれる祖父母。
渡されるがまま、黙々と食べていきましたが、すぐにおなか一杯になり・・・
寿司
わたしは8皿でギブアップ(吐きそうなレベル)。
それに対し、うちの祖父母はそれぞれ12~14皿ほど食べていました。

祖母は78歳、祖父は85歳です。

うちの祖父母、めちゃくちゃ元気だなあ・・・って。
改めて嬉しく感じました。



でも・・・ふと、思ったんですよね。


うちの祖父母がこんなに元気な理由って、
わたしがずーーーっと手のかかる孫だからなんじゃないか、って。




そういえばわたしが心掛けていたこと


わたしは、基本的に祖父母に対して「No」と言いません。
(両親には言うんですけどね)


自分でできることも、祖父母が世話を焼いて「やってくれる」と言うことは
甘えて何でもやってもらいます。

そして、やってもらったことに関しては全力で感謝するようにしています。


たったこの何でも無い2つのことですが
何だか、祖父母が元気な理由に関係していそうな気がするので
もう少し深く考えてみることにしました。


祖父母が「やってくれる」と言うことは遠慮なくやってもらう理由


お婆ちゃんから包丁を取り上げたら、とたんにアルツハイマーになってしまった・・・
というのはよく聞く話で


年老いた家族を気遣って、あまり動かなくても良いように
何が何までやってあげること。

これって、逆に残酷な行為だと思うんですよね。


今まで育ててきた子供や孫に、逆に世話をしてもらうのって、どんな気持ちなんでしょう。
まだそんな立場になったことないんで、わからないんですけど
わたしなら、老いていく自分がすごく無力に感じて・・・悲しくなりそうです。


だから、わたしは23歳で、いい大人ですが
何歳になっても、孫というポジションには変わりないし、
引き続き祖父母に世話してもらおうと思っています。




・・・

「世話してもらう」というよりも
祖父母が精一杯してくれる「おもてなし」は全て受けようと思っています。



喉が渇いてなくても、「ジュース飲むかい?」って聞かれたら
「飲む」って言います。

自分たちはジュース飲まないくせに、
孫が来た時のために買っていることを知ってるから。

足が悪い祖母だけど、人のために動くのが好きだから。


社会人になって一人暮らしを始め、久々に帰省して会った時に、
わたしが相変わらずの「孫」でいることで
祖父母を喜ばせられるかなあ、って。


「やってもらったからには、感謝を込めて期待に応える」理由


やってもらったことに対しては全力で感謝を示します。

口で「ありがとう」って言うのはもちろん、
喉が渇いてなくても、ジュースは飲み干すし
回転寿司へ行ってとってもらったサーモンは、おなかが張り裂けそうでも全て食べて
感謝を行動でも示します。
(食べ物の例しかないですがw)

なぜかというと、
祖父母世代は忍たま乱太郎の食堂のおばちゃんばりに
「お残しはゆるしまへん」精神があるので、残すと心配されます。

それに、やってあげたことが消化されないと普通に誰でも悲しいですよね。

「やってあげてよかった」「またやってあげよう」と思ってもらうことが
祖父母の元気でいるモチベーションに繋がるのではないかなと。勝手に思ってます。



まあ、甘える口実とも言いますがw


以上が、わたしが考える「うちの祖父母が元気な理由」です。

孫が生き甲斐だ、なんて言ってる祖父母ですからね(笑)

ひ孫を見せてあげてたいなーとか思うんですけど、
こればかりは分からないですね。(何の話)


 
でも、1つだけ祖父母の「おもてなし」を断ってしまったことがあります。

それは回転寿司の帰り。
祖父母が学生のときと同じ感覚で、お小遣いをくれようとしたときのこと。
とっさにこう言いました。

「わたしはもう大丈夫だから、その分、まさき(弟)にあげてね」


そこだけは、ちょこっとだけ大人になってしまいました(笑)

でもありがとう!
これからも元気でいてね。おじいちゃんおばあちゃん。