失恋ショコラティエ
ananに連載されている、水城せとな先生の恋愛相談が大好きです。
いつも的確なご意見。
いったいどうしたらそんな達観した恋愛観が身につくのだろう・・・

ananを買ったらまず、この連載を見る!ってくらい好きなわたしが
特に「なるほどー」と思った内容をピックアップしました!

男性の優しさは、「好きだから」じゃない。

anan No.1868
連載第1回目からすごく勉強になりました・・・
とても身近にあるあるなお話です。
1868
■相談内容■
2人きりで週末に夜カフェなどして「脈アリ」だと思っていた先輩に、実は彼女がいました。
彼女がいるのになんでそんなに優しくするのか謎!

水城せとな先生のanswer
男性は自分の周りにいる女性一人一人に対して、それぞれ「こういう存在でいて欲しい」っていう希望を持ってると思うんですよね。同僚として無難な関係でいて欲しいとか、彼女になって欲しい、セックス要員でいて欲しい、モテ気分を味わわせてくれるだけの人でいて欲しい、とか。

その「俺の望む存在」でいてあげてるうちは、男性はいくらでも優しくしてくれると思いますよ。ただし、そこから外れようとすると、急に変な態度になったり、(一見)もっともらしい言い訳を始めたりするわけです。

あなたが勘違いするのも仕方ないです。カンチガイさせようとしてたアチラの思惑通りになってあげただけのことです。別にいいと思うんですよね、そういうこともなきゃ、男と女なんか楽しくないし。

その優しさがどのエリア内なのか、あなたに対しての「あわよくば感」がどの程度あるのか、ないのか。まずはそのへんから探ってみたらどうでしょうかね。
「思惑通りになってあげただけのことです」のフレーズは、失恋ショコラティエの爽太のセリフにもありました。
この視点がこのセリフになったのかなあ。
どうしても人って「カンチガイしたくない」「傷つきたくない」って思ってしまいますもんね。
そこまで言える器の大きさが素敵です。

あなたは彼にとって、「一緒にいると気分が良い女性」ですか?

anan No.1869
男性が女性と付き合う決断をする「条件」について
1869
■相談内容■
「派遣社員のため、私を幸せにする自信がないから」という理由で3年間付き合った彼と別れました。
その彼にできた新恋人が、DVが原因でバツイチで子持ち。
彼はわたしと一緒にいたほうが幸せなのでは?よりを戻したいです。

水城せとな先生のanswer
ドライな言い方に聞こえるかもしれませんが、男性の言う「好き」は「条件が合う」「メリットがある」っていうことだと私は思っています。メリットっていうのは要するに「この女といると俺が気分良く生きられる♪」っていうことです。見た目の好みの傾向とか、家事してくれる人がいいとか、褒め上手とか、人により求める条件は様々だと思うし、男性が自覚していないこともあると思いますが。

彼は私といたほうが幸せなんじゃ・・・なんて、おこがましいこと考える必要はないと思います。男性はどうなろうと、口ではどう言っていようと、自分の気分が良くなるようにしか行動しないもんですよ

「なんであんな女性と?」って感じの相手と付き合ってる男性を見かけて、他人がどうこう言うのも大きなお世話だし、それが後に別れたとしても「それ見たことか」みたいに言うのも不要。一時でもそれは彼の都合を満たしてくれる相手だったわけで、人の都合も様々だということです。そして本当の都合は大抵美しくないから、正直に言う人はほとんどいません。

彼にとって都合良く生きていられる時間こそが、彼の感じる「幸せ」ですので、あなたが彼の幸せをどうこう考えてあげる必要なんてないですよ。
1つめの内容と共通しているところが。
自分が望む存在でいてくれる女性が、一緒にいると気分の良い女性。
存在のポジショニングも、こちらの相談で言う「条件」で決まるんでしょうね。
なんか暗い気持ちになってきました・・・(笑)
でも、きっとお互い様ですよね?

自分の心と裏腹なことをしても後悔しませんか?

anan No.1893
追われる女になりたい人へ
1893
■相談内容■
気持ちが冷めたという理由で彼にフラれました。
よりを戻したくて努力をしましたが、彼の気持ちは動かず・・・
「尽くしてはダメ。彼に追われるようになれ」と聞いたことがありますが、「追われる女」とはどんな人だと思いますか?

水城せとな先生のanswer
みんな「追われる女」になった経験はあるはずです。好きじゃない人から何度もアプローチされるとか、付き合った相手が予想外に重い人で逃げ出したくなったとか、
 
あなたが彼の好みのタイプ(彼があなたを好き)で、彼が「これくらいの距離の間柄になりたい!」と思う距離にまだ届いていない状況であれば、向こうから追う・・・というか、自然と寄ってきてくれるものであって、追われないということは、「魅力が足りない」「自分からグイグイ近づきすぎている」ということです。ドシンプル。
 
でも、あなたの本当に望むところは何なのでしょうか。無理して自分の気持ちと裏腹なことをして、それでもし上手くいかなかった時、後悔しないと言えますか?
 
私的には「本当にしたいと思ったことをせず我慢をして、それで上手くいかなかった時の後悔」の辛さも大きいよ、ということも言っておきたいです。
 
人間って不思議なもので、追ってくれる相手を必ずありがたく思えるかというと、そうとも限りません。
 
追いたい時は勝手に追って、冷めたらやめる、そんな自由な恋愛の楽しさだってあると思いますよ。
「距離感」って大切なんですね。
以前書いた記事で、男性が「センスが良い」と思う人の特徴として「会話やメールで人との距離感を掴むのが上手い人」と挙げたことを取り上げました。
「センスが良い=魅力がある」と解釈してもいいですよね。

もっと距離を詰めたいと思った相手は、自然に追うんでしょうね。
追われるときもあれば、追うときもある。

まとめ

ここまで、いろいろな学びました。
  • 「望む存在」でいてあげているうちは男性は優しい
  • 男性の言う「好き」は「条件が合う」「メリットがある」ということ
なんだか疑心暗鬼になりそうですが(笑)
相手の思い通りになりたくないけど、自分の思い通りにはなってほしい、なんて傲慢です。

最終的には「後悔のないように本当にしたいことをする」のがいいのではないか。
という水城せとな先生のアドバイスが着地点になりそうです。

何にしても、後悔はしたくないですよね。

これからも水城せとな先生の恋愛観を知るのを楽しみに、読んでいこうと思います!