歯式

歯科検診の時、
歯医者さんが早口で唱えていく記号の意味が気になり続けて早10年。

かなり怖いんですよね、、、
何言ってるんだろう・・・まさか、わたしの歯、大変なことが起こってるんじゃ・・・!今度からもっと一生懸命、歯磨きするから許してーーーー泣
なんて。口を開けながら今までの自分の手抜きケアを懺悔していました。

知らぬが仏、という言葉もありますが、一念発起して
その記号の意味を調べてみました。

暗号の正体は「歯式」というものだった。


歯式

上のような図に、歯医者さんは歯の状態を表すアルファベットを書き込んでいきます。

C:虫歯
虫歯の程度に応じてCO~C4に分類されます。これが進行すると、Pul(歯髄炎)になってしまいます。

Pul:歯髄炎
虫歯が中の神経まで達しているか、虫歯ではなくとも神経が炎症を起こしている状態です。麻酔をして中の
神経を取るか、ひどければ抜く必要があります。

Per:根尖性歯周炎・歯根膜炎
神経を取った後の歯または虫歯が深くて神経が死んでしまった歯で根の先のところが炎症を起こしている
か膿が溜まっている状態です。歯を削って根の治療をするかひどければ抜く必要があります。

P:歯周病、歯槽膿漏
ひどくなると歯がぐらついて抜けてしまったりします。歯石を取ったり歯肉の手術、場合によっては抜かなければならないこともあります。

G:軽度の歯周炎・歯肉炎
歯周病の一種。主に未成年の方が罹患します。

MT:歯を抜いたり抜けてしまったり、または先天的に歯がなく隙間が空いてしまっている状態
義歯やブリッジを入れる必要があります。すでに義歯を入れている方はこの限りではありません。

×:既に抜いた歯または存在しない歯

CR:コンポレットレジン
以前虫歯になった時に治療し、紫外線を照射することにより固まる素材を詰めた跡です。 

Hys:象牙質知覚過敏
虫歯でもないのに冷たいものが凍みる状態です。歯の神経を保護する薬を塗るかひどければ神経を取ったり症状が軽ければそのまま処置をせずに様子を見ることもあります。

/:健全歯
健康な歯です!

保健所・市町村・学校の検診で用いられる記号


歯の根っこ

上記は、歯医者さんに詳しく診ていただく時に使われる記号です。
検診では下記のように、もっとざっくりとした表記になります。

C:上記でPulやPerに該当する歯も含めて治療が必要な歯を未処置として総称してCと記載します

○:何らかの処置を完了している歯

×:既に抜いた歯または存在しない歯、学校検診では抜いた方がよい乳歯

△:学校・市町村検診では既に抜いた歯または存在しない歯

サ:サホライドが塗布された歯
サホライドとは、知覚過敏を起こしている歯や乳歯などに対して、フッ化アンモニア銀の溶液を塗って、虫歯の予防をすること。銀の沈着によって歯が黒くなることがあります。 

シ:シーラントが施された歯
歯ブラシが届きにくい深い歯の溝を、このシーラントいうプラスチック樹脂で完全に塞いで保護した跡のこと。
虫歯の保護のため、子供の乳歯や生え始めたばかりの永久歯によく使われます。 


虫歯の進行の程度


とても良い図を見つけました。
先に「虫歯の程度によってC0~C4に分類される」と書きましたが、それは以下の図の通りです。

虫歯の進行図

C1:
虫歯の初期段階であるC1になると、治療が必要になりますが、この段階であれば治療による痛みはありません。虫歯を削りレジン(プラスチック)を詰め、1回の治療で終えることができます。

C2:
患者さん自身が冷たいものを飲んだりして歯に違和感を覚えるのは、C2の段階です。この段階までであれば、歯を削る量は少なく、痛みの少ない治療をすることが可能です。また、治療回数も2回程度と短期間で終えることが可能です。

このように早い段階であれば、ほとんど痛みもなく、短期間で終わるものが、
C3以降になると話が大きくかわってきます。

C3:
C2の時よりも痛みの自覚症状が強くなります。C3以降の治療は、虫歯が神経に到達しているため、神経を除去する治療が必要になります。そして、神経除去後は歯が非常にもろくなりますので、クラウンなどの「かぶせもの」を装着することになります(約6回の治療)。神経除去治療は肉眼では見えない手探りの治療になります。そのため、C3以降の治療は大きな痛みと長い治療期間をともなった治療になってしまいます。つまり、痛い治療が嫌だからといって、治療を先のばしにしていると大きな痛みと長い治療期間という、まさに患者さんにとって一番嫌な状況に陥ってしまうのです。

C4:
残念ながら、この段階になってしまった歯は基本的に残すことができません。しかし、周囲の骨やその歯の根の状況などによっては歯を残す治療も可能であることもあります。まずはご相談下さい。

C2までなら、セーフ・・・と言ったところでしょうか。

わたし、わかる

上のことを頭に叩き込んで、次こそは歯医者さんの発する暗号を完璧に理解して
「C1が2本ありましたね。CRお願いします」とかドヤ顔で言ってみたいと思います。