「リーガルハイ2」7話。

前半では古美門と黛が「お●●●●」など放送禁止用語を連発して笑い、

放送禁止用語を発するガッキー

後半は、宇都宮仁平(伊東四朗)の言葉に泣いた・・・

23歳の今の自分には想像がつかない、違う年代・立場の人の感情を知るとびびっと痺れるんです。
「成功者」が抱いている想いや、「年長者」から見る若者(ゆとり世代)。

宇都宮監督の言葉が一瞬で心に突き刺さったみたいで、
ぽろっと涙が落ちてきました。
その理由はなんだろう・・・と考えていこうと思います。

1語1句そのまま書き起こしてみると、また違った発見がありますね。

「リーガルハイ2」7話あらすじ


宇都宮仁平は、大ヒットを何十作も記録しているファンタジーアニメ監督。
それらの作品の制作過程では、スタッフが低賃金で不眠不休で働き、過労で倒れてしまう者もいるほど壮絶な労働環境があった。

今回の原告人はその作画スタッフである穂積考。
宇都宮から、日常的に罵声を浴び続けて発狂。そのまま失踪し、2ヶ月後に青函トンネルを徒歩で渡っているところを保護された。
その後は鉛筆が持てなくなるほど精神に異常をきたし、自宅療養が必要となる。 
治療費と慰謝料の請求、ならびに宇都宮からの謝罪を要求し、裁判が開かれた。

宇都宮監督の本心


古美門先生


紆余曲折あって、宇都宮監督への尋問のお時間。

黛がとても良いことを言った甲斐あって(端折りますが)、
宇都宮監督が本心を語りはじめました。

流れ的に「穂積くんに期待しているからこそ厳しくしたんだ・・・」という展開を期待しました。
が・・・
穂積くん、私の本当の心を伝える。
私は君に、才能があると思ったことは1度もない。

あ、あれ・・・? 


穂積&宇都宮監督


予想外の言葉に周囲が戸惑うなか、宇都宮監督はこう続けます。
本心だ。
細川にしても梅田にしてもそうだ。
私の目から見たら、才能のあるやつなんて1人もいない。
どいつもこいつも馬鹿ばっかりだ。
そもそも才能なんてものはな、自分で掘り起こして、作りあげるものなんだよ。
おれだって天才なんかじゃない。
誰よりも必死に働き、階段を1つ1つ、踏みしめてきただけだ。
振り向いたら、誰もついてきてない。怠けた連中が、麓でこうつぶやく。
「あいつは天才だから・・・」
冗談じゃない。
ゆとりで育ったのんびり屋どもが、本当に嫌いだ。
俺より時間も、体力も、感性もあるやつが、なんで俺より怠けるんだ。
だったらくれよ。無駄遣いするんだったら俺にくれ。
もっともっと創りたいものがあるんだ。俺にくれ!

いや・・・穂積、そんなに謝って欲しいなら謝る。金が欲しいならくれてやるよ。

「才能」と「天才」 の定義


ATフィールド全開(はーと)

この2つの言葉を、わたしは無意識に同じに考えていました。
天才は才能を持っている。
才能があるんなら天才。 的な・・・(短絡的)

ここで学んだこと、思ったことを3つメモ。

・宇都宮監督が言う「才能」は、「自分で掘り起こして、作り上げるもの」
自分で磨くものを探すところから始まる。努力してそれを輝かせる。

・ヒットを飛ばしているからって「天才」ではない。
誰よりも必死で働いてきた結果である。
鉛筆を削り、絵を描いて、また鉛筆を削る。
どんどん小さくなる鉛筆を見るたびに、わたしは、自分の命が削られている気がする。
アニメ製作とは、畢竟そういうものです。 (宇都宮監督のセリフより引用)
・「あいつは天才だから・・・」というのは怠けてきた人たちの言い訳である。
自分が努力しなかったことを認めたくない。気がついていない。
「才能」の一言で片付けることで、成功しなかった自分を正当化することができる。


若さは最大の武器なのか


ラブ&ピース洗脳

繰り返しになりますが、ここです。わたしが胸アツになったのは。
非常に深い部分だと思うんですよね。
「俺より時間も、体力も。感性もあるやつが、なんで俺より怠けるんだ。
だったらくれよ。無駄遣いするんだったら俺にくれ。
もっともっと創りたいものがあるんだ。俺にくれ。」

時間・体力ならまだしも、「感性」まで自分よりあると仰っている。
これは穂積へなのか。
わたしは若い世代全体に言ってるんだと思ったんです。

宇都宮監督は、本当に自分のことを天才だと思っていないのです。
誰よりも一生懸命、時間を惜しんで仕事をしてきたけれど、もっともっと創りたい作品がある。
老いていく自分に残された時間が少ないのが悔しく、
若い者が怠けて、時間を無駄にしていることに憤りを感じるのです。

現在のわたしには「自分に残された時間」をリアルに想像することは難しい。
「もっと生きたい」という想いを理解するのはもっと難しい。

身近な年配の人達にも、こういう気持ちがあるのかなと頭を過ぎりました。

宇都宮監督が若い頃よりも技術が格段に進歩し、恵まれている現代。
どんな気持ちになるんでしょうか。
自分の若さの無駄遣いっぷりに、情けなくなりました。


まとめ



宇都宮監督とはなちゃん

宇都宮監督が穂積に最後に言ったこと。
のんびり屋は嫌いだが、威勢が良いだけの身の程知らずは、もっと嫌いだ。 
口だけにならないように、わたし、頑張ります・・・