「嫌な取引先は切ってよい」楽しさを追求する社長の非常識な働き方
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取引先にどんなに不公平な条件を提示されても、横柄な態度をとられても
なかなか切ることができないのが現実の製造業。

従業員数20人ちょっとの群馬のネジの製造業、「有限会社中里スプリング」が
なぜ、嫌な取引先を切ることができるのか。

一見、非常識に見える取り組みの1つ1つに
社長がどれだけ社員を大切に想っているかを感じられて
なんだか心が温かくなる一冊です。


特に心に残った部分を引用していきます!


お客様は神様だが、それぞれの価値観で選んでよい

中里スプリングでは、損得ではなく社員の「好き嫌い」を尊重し、楽しく働ける会社にすることを目指していくつかの制度を設けている。
そのうちの1つが、社員をさまざまな基準で評価し、そのときどきの基準で1番になった社員にご褒美として「嫌いな取引先を切る権利」か「社内の設備や材料を使って好きなものを作れる権利」のいずれかを与えるというものだ。(P.34)

「嫌いな企業との取引を打ち切る権利」が行使された場合、その取引先の仕事をよそに転注してもらいながら、3ヶ月以内に取引を打ち切る。
そして、その間に私(社長)は10件以上の新規取引先を開拓することをノルマにしている。
「仕事を断っていい」と言う以上、社長である私の責任は、その分だけ新しく仕事を取ってくることだ。(P.44)

ウチでは「みんなはプライドを保てる仕事をやってくれ。プライドが傷つく新規営業は私がやるから」と役割分担をしている。(P.47)

お客様と社員は対等。下請けだがロボットではない。

社員たちは、お客様からいただく仕事で自分たちの給料が出ているということはよくわかっているが、
「儲かるか儲からないか」に興味があるわけではない。
ではなにでお客様を判断するのかといえば、自分たちを必要としてくれていると感じられるからお客様を好きになるし、頑張れるのだ。
楽な仕事だから好きになるわけでもないし、儲かる仕事だから好きになるわけでもない。ここが肝心だ。(P.71)

「優秀な社員」はいらない。「好きな社員」だけいればいい

私は、会社の規模は「経営者が幸せにしてやりたい人数」で決めればいいというのが持論だ。
経営者が幸せにできる人数が、その企業の適正規模だと言ってもいい。
バカみたいに会社を大きくすることだけが、経営ではない。(P.80)

うちにきてくれる人は、平凡でいいウチに入ってから個性をのばしてくれればいいと思っている。(P.140)

私にとって最高の社員は、ウチに入ったら喜んで笑顔を見せて働いてくれる人だ。
私は性格が暗いから、社員は全員、明るい方がいい。(P.141)

社員を呼び、「どんな夢を持っているの?」と聞いてみた。
彼はずっと黙ったままだった。
私は、社員に夢がなく、自分が5年後、10年後にどうなっていたいのかもわからないまま働いていることに気づき、愕然とした

私はすぐ、現場で働いていた社員の仕事を中断させた。
社員たちとその場に車座になると、私は
ウチの会社は規模が小さい。それは構わないが、会社が小さいからといって社員の気持ちまで小さくなってしまうのは我慢できないんだ」と言った。
「夢がないということは。自分の生き様がないのと同じだ。夢がないんだったら、今からみんなで考えよう」(P.207)


こんな、社員想いな社長の元で会社で働いてみたい!!

社長の気持ちが伝わっているからこそ、
期待に応えたい!と想ったり、仕事のモチベーションになったりするんでしょうね。

最後に

「嫌な取引先は切ってよい」P.179

なるほどーと思わずにはいられない。

あなたはどんな「人ザイ」ですか?